2023年下半期現場まとめ

この下半期、全然現場行ってないです。その反動のように年明けアホほど現場通ってる。足腰腕が痛いです。そんなこんなで、トラジャしか勝たん〜の気持ちで書きました(下半期トラジャ行ってないです)。

 

2023/7/23 HiHi Jets BOOOOOST!!@有明アリーナ
友だちに連れて行ってもらってやっとハイハイの初現場。猪狩にカンペ持つ気満々で、色々作っていったんだけど、はしもっちゃんにやられた。あの子も愛が欲しい子だよ……と終わってから友だちに語り倒した。もちろんそれには、かつての自担錦戸亮さんのcodeをやっていたという理由も含まれているんですけど、何よりも猪狩が書いたメンバー紹介ラップの「愛し愛されろはしもっちゃん」が橋本涼という男を体現しすぎていて……本当によかった。帰ってからすぐはしもっちゃんのうちわ買った。あとはやっぱり猪狩の東京遊戯もよかったですね。5人くらいだと全員ソロ曲できるのがいいよね。

2023/8/5 7MEN侍 Summer Paradise 2023@TDC
なんだかんだ初の侍現場。夏だから現場行かないと死んでしまうと思って行ったライブ。確かJAPONICA STYLEだったと思うんだけど、セブンメンはこういう方向性でいきたいんだろうなという癖がわかる曲があってよかった。そして何より、嶺亜のOne Love。みんながかっこいい曲や自分のエゴを押し通す中で、One Loveをスタンドマイクで歌い通す、ファンサもしない嶺亜のアイドルとしての覚悟がかっこよかった。いいライブでした。

2023/8/19 わっしょいCAMP@東京ドーム
井ノ原政権に移行したあとで初めての合同現場じゃないか?
この回で美 少年かAぇがデビューするんじゃないかって言われてたけど、直前に美に流出があったことが影響したのか、それとも元々そうだったのか、HiHiとAぇだけ頭抜けてる感じの扱いだった気がする。内容はあんまり覚えてなくて、コンサートとしての完成度が高かったかというと決してそんなことはないんだけど、あの有象無象のオタクたちが集まっている感じが楽しかったのでいいかなと思う。初めての撮影解禁ライブは、スタンドの蚊帳の外感がすごかったです。

2023/9/2 ANGERME TOUR「BIG LOVE」@立川ガーデンステージ
アンジュの単独現場は初めてだったと思う。
あんまり覚えてないんだけど、すごくライブが短いんだなっていうのと、MCのメンバーの自由度が低いなってことに驚いた。
でもみんな可愛かったな。聞きたい曲が聞けた満足感もあったし、知らない曲も歌がうめえので楽しい。あと、比較的女性ファンが多いので気後れせず見れた。
この時はまだ平山さんの魅力に気づいてないんですけど、この半年後にアンジュなら平山さんだなになります。

2023/10/15 Juice-Juice 10th Anniversary Concert Tour 2023〜Juicetory〜@ハーモニーホール座間
たまたま友達に誘われて行ったジュースの現場で私は井上玲音さんとの出会いを果たしてしまったのであった、って感じの現場でした。
ブライト・プライドから始まる眩しいセトリもよかったし、何より井上さんがずっとアイドルだった。正直これまでハロプロを見ていて、「みんな可愛いな〜」とは思いつつも、「この子だ!」という衝撃には出会ってなかったんですけど、完全にあれは出会いだった。完璧な歌に楽しそうなダンス。ハロプロの子ってそこまでダンスは重視されていないのかなとここまで見てきた感じでは感じていたんですけど、れいれいのダンスは、とにかく楽しげ。アイドルのダンスって楽しそうなのが一番だと思っているので、私は、惚れた。本当にれいれいが可愛かった以外の記憶がなく、その名前を覚えて帰るので精一杯でした。

2023/12/6 Juice-Juice 10th Anniversary Concert Tour 2023 Final 〜Juicetory〜@武道館
れいれいに転げた私は、一目散にこのライブのチケットを取り、必死に休みをもぎ取り、ライブに行ってきました。ギリギリまで上司からの連絡が来ませんようにと祈りながら社用スマホ見てた。
このライブは十周年ということもあって、かなりエモい演出だった記憶があります。後半のJuiceとしてのデビュー曲の衣装のれいれいがかなり可愛かった。
あとは、席が非常に良くて、近くでメンバーを見れたのもよかったです。みんな可愛かった。

2023/12/16 KinKi Kids Concert 2023-2024〜Promise Place〜
これね〜〜〜〜〜〜。
いつも歌っている曲は全部よかったです。歌い慣れてるので、キンキらしい美しさと哀愁が感じられて。あとトークコーナーとおふざけコーナーもキンキらしくって。雨音のボレロは私が好きになった時期の曲なので、それを忘れてしまうくらいの時間が経ったのかという感慨もあった。
でも、最新のアルバム曲はなんというか……歌い慣れていない感が出過ぎてて残念だった。なんかキンキにはいつも軽々と難しい曲を歌っていて欲しい気持ちがあって……。
でも総じて楽しいライブでした。このあと友達と飲む予定だったので急いで出たら、見事に忘れ物をして二度と規制退場を破らないと誓った。

こうやって書いてみると、今年下半期は全然現場行ってねえな〜と思います。というかトラジャの現場がなかったんだよな。今これを書いている時には、トラジャの横アリ直後で、トラジャモチベが非常に高いので、トラジャの現場があったらいつでもどこでも行くつもりですが、どうなることやら。とりあえずパスポート取りたいと思います。

 

2024/1/7

2023年上半期現場まとめ

 

上半期現場まとめずっとサボってたので今更まとめます!なんか漏れてる気がするけど漏れてたらあとから足す…

2023/1/28・29@名古屋ガイシホール・3/10・11・12@ぴあアリーナ横浜
Travis Japan Debut Concert 2023 THE SHOW~ただいま、おかえり~
初めての好きなアイドルのデビューコンサートに行きました。その時の感慨は別のエントリーで書いたからここでは詳しく書かないけど、初日の感慨ったらなかったなあ。とは言え、同行者が今回で担降りしますみたいな人が多くて、それが寂しくもあるデビューコンだった。二回目はどうなるかな。楽しみです。

2023/3/4・5
東京03 FROLIC A HOLIC feat. Creepy Nuts in 日本武道館 なんと括っていいか、まだ分からない
くりーぴーのラジオが終わるとわかってから初めての現場、なんか複雑な気持ちで見ていた。松永の出番少なくね?と思ってたら覚えられなくて(?)削ったらしくてウケた。

2023/4/1
Hello! Project ひなフェス 2023@幕張メッセ
はじめて女子ドルの現場行った。アンジュルム目当てで行ったんだけど、つばきの福田真琳ちゃんがあまりによすぎて同行者に「あれ……! あの子誰……?!」と尋ねてしまった思い出。アンジュルムは安定によかったし、Juice=Juiceのソロ歌ってた子が堂々としててよかったなー。

2023/4/8
アンジュルム『BIG LOVE』発売記念個別お話会・チェキ会@東京流通センター
初めて握手会系統のイベント行ったんだけどすごかった。お話会では、佐々木莉佳子ちゃんと為永幸音ちゃん、チェキ会では川名凛ちゃんと橋迫鈴ちゃんにお相手してもらった(?)んですけど、緊張するのなんの。得意のオタク喋りでお話会では秒速で話し終え向こうに気を遣ってもらったし、チェキ会ではポーズ指定に戸惑って無茶苦茶になったりした。もう行かないかもだけどいい思い出。

2023/4/15
そいつどいつ新ネタライブ『クラブ』@渋谷無限大ホール
私が最近推してる芸人で、ネタがおもしろいんですが壊滅的に人気がなく、チケットがまだ買えたので行きました。ネタはおもしろいのが何本かあって、元取れた〜!と思った。逆に新ネタライブだからか、「ここ笑ってほしいんだろうな」と察しても周りの人が笑ってなかったりして異文化……と思った。どうでもいいけど暗転中の音楽めちゃくちゃ胸ザワザワするから変えてほしい。普通にJ-POPでいい。YOASOBIでいい。

2023/4/22
祝・日比谷野音100周年 Creepy Nutsオールナイトニッポン presents 日本語ラップ紹介ライブ2023 in 日比谷野音
席が良すぎて直前まで行きたくない行きたくないと唱えてたんだけど、行ってみたら超楽しくてほれ見たことか。
クリーピーはさることながら、Awichがよすぎて度肝抜かれた。すげーよかった。今度アリーナやるって言ってたけど東京ドームレベルまでおっきくしてくれないと怖くて現場はいけないと思うので、その意味でも、HIP-HOPとキモオタクの架け橋となってくれたCreepy Nutsありがとう……と思った。

2023/4/23
Hilcrhyme TOUR 2023 「Two Man」/Creepy Nuts@Zepp Diversity Tokyo
二日連続クリーピーの現場。2Fの立ち見だったけどそれなりによく見えた。でもこのあとアホほど酒飲んだので全然覚えてない。ライブはよかった思い出があります。なんかいつもそんなこと言ってない?

2023/5/6
KAT-TUN LIVE TOUR 2023 Fantasia@横浜アリーナ
KAT-TUNのライブは最高なんだよね。
亀梨さんがここ数年あれ……?って感じだったからちょっと心配してたんだけど今年元気そうで安心した。あとやっぱ何万回聞いてもBest of KAT-TUN収録曲とかは泣いてしまう。青春すぎて。

2023/5/13
Dream Hack Japan@幕張メッセ
Creepy Nutsと7ORDER目当てで行きました。そんなオタク私くらいだと思う。
7ORDERは顕嵐がいなかったんだけど、結果的に美勇人のいる最後の7ORDERとなったので見れてよかったなと思いました。美勇人のダンスよかったよやっぱ。
あとクリーピーはさすがでした!まじでぜんぜん人がおらず、いてもほとんどが乃木オタや7ORDERのオタクで超アウェイだったんですが、持ち前のライブのうまさで全てを解決していてハハ〜ッて感じだった。圧巻でした。

2023/5/14・20・21・31
Endless SHOCK 北山宏光公演@帝国劇場
あのね〜〜〜〜〜私の上半期はSHOCKのヒロミツとともに生き、ともに死んだ上半期でした。これも別エントリーに書いたら詳しくは省くけど、Endless SHOCKという作品における「ライバル」の印象を180°変えられた。本当にヒロミツはいいライバルでした。もう見られないのが惜しくてたまらない。本当、北山に出会えてよかったよ。

2023/6/17
そいつどいつ新ネタライブ『ハート』@渋谷無限大ホール
またそいつどいつの現場に……。おもしろいネタやってた!でも隣の女たちが感じ悪くてしんどかった!キモいオタク滅して。

2023/7/23
HiHi Jets Arena Tour 2023 BOOOOOST!!@有明アリーナ
あのねえ、めちゃくちゃよかったんですよ!!!!!!!友だちに誘ってもらって入ったんだけど構成もよかったしオタクの熱もあったしメンバーも楽しそうだったし全てが良かった。なかでも猪狩のソロの「東京極楽」とはしもっちゃんのソロの「code」がよすぎてさっさと少クラでやってほしいんだけどまだかな?!はしもっちゃんにこの公演でハマりました。(もはや上半期ではない①)

2023/8/5
Summer Paradise2023 7MEN侍公演@Tokyo Dome City
席は悪かったけど楽しかったですね〜
7MENぽくていいなって思ったのがジャポニカにいたる一連のかっこつけタイムで、あとは嶺亜のソロ!マイク一本でOne Loveを歌い上げるその根性、あんたが大将!嶺亜かっこいいよ!(もはや上半期ではない②)

2023/8/19
わっしょいCAMP@東京ドーム
席は悪かったけど楽しかったですね〜
全体を通してHiHi Jetsが非常によかったのと、猪狩率いるラップ隊と、はしもっちゃんのリアフェ舌打ち、これでチケ代元取りました。いろいろあったけどわたしは楽しめてよかったよ。(もはや上半期ではない③)

 

2023.8.21.

Endless SHOCK 2023 感想

※ネタバレ

これを書いているのは、5/28(日)で、私は千秋楽にも入る予定なので厳密にいうとまだ書かないべきなのかもしれないんだけど、気持ちが収まらないので書いてしまおうと思います。

 

私が今年のEndless SHOCKに入ったのは本当にたまたまで、コロナの状況が落ち着いてきたのと、久々にSHOCK見たいな〜という気持ちだった時に友だちも同じように見たいと言っていたので、じゃあ連番しましょうということで応募しました。
ただ、私はもともとSHOCKという作品に並々ならぬ思いがあったのは確かで、2016年3月、禁欲的な受験生活を終えて初めて見に行ったジャニーズ現場がSHOCKでした。私の受験生活はマジで禁欲的でテレビもほぼ見ず、髪も一年切りに行かず、すげえ状態だったので、当日、見に行ったEndless SHOCKはそれはもう衝撃的で、ああこれがジャニーズのエンターテイメントかと感動しました。
あれから7年。学生時代はその後暗黒時代が続くのでほぼオタクっぽいことはしておらず、就職と同時にコロナが襲来するので、7年も空いてしまいました。

初回、私たちが入ったのは、一回後方のサブセンで、それなりによく見える席でした。
ていうか帝劇ってどこ入ってもよく見える。演舞場の見切れは見習ってほしい。

幕間、友だちと「やばいよね!?」と言い合い、パンフを買いました。またパンフに書いてあることが最高で、「うっそもう一冊買お!?」となるほどでした。

終わって、私はもうヒロミツの虜でした。
私は2016年の記憶として、そもそも光一担自我で見に行ったこともあったかもしれませんが、「光一さんがかっこいい舞台」としてSHOCKのことを認識していました。だってライバルって幼稚で、ムカつくんだもん。多分見に行ったとき私自身がまだ高校生でライバル役の機微がわかるような年齢でもなかったことも関係しているのでしょう。
しかし、ヒロミツのライバルは、そういうこと抜きにしても最高でした。Eternalという作品が生まれ、ライバル役がより掘り下げられたから解像度が上がった面もあるにせよ、ヒロミツの作り上げるライバルは、切なく、悲しく、どこか子どもっぽい、ことすら寂しい、ようなライバル像でした。
中でも、私が一番気に入ったシーンは、本編の二幕前半のシェイクスピアのシーン。「コウイチがやりたかった」シェイクスピアの悪夢にヒロミツがうなされ続けるシーンですが、コウイチがヒロミツを置いて行こうとするのに対し、「どこ行くの……」と問いかける声のか弱さったら。つまり、ヒロミツはまだ、コウイチに甘えていたんですよね。あんな風にライバルとして対等にやっているようだったけれど、どこかでリカと同じように「あなたの背中を追いかけていたかった」部分もあるのではないかと思う。ヒロミツにとってコウイチとは、いつも先を照らす光であり、それでこそスターだったはずです。
しかし、ヒロミツは「どこ行くの……」とかぼそい声で問いかけたあと、きちんとシェイクスピア劇の中のヴィランを引き受けます。これがヒロミツというキャラクターの魅力その2だと思っていて、ちゃんと「引き受ける」ができるんですよね。自らの役割が、コウイチに対する悪役だというのなら、それも全部引き受ける。
「コウイチに甘えたい気持ち」と「悪役の引き受け」の間で引き裂かれそうなヒロミツの葛藤が全て出ているのがあのシェイクスピアのシーンで、私はあのシーンをすごく気に入っています。その直後のコウイチが復活したシーンでは、シェイクスピアの悪夢から覚めきっておらず、あのシェイクピアの筋書きのように「俺もリカもコウイチの犠牲者だ」と言った後に「俺を哀れだと思うなら刺してくれ」と言う(うろ覚え)。この周辺のヒロミツまじで哀れで好きでした。構成としてもシェイクスピアをやったことに後々から意味が出てくる構成がうますぎる。あそこだけでもYouTube上げてくんないかな。

また、この物語の中で、「リカ」という女の子が出てきます。これはあまり大きな声では言えませんが、この物語の中の「リカ」はトロフィーであるということができる。おそらくヒロミツは本当にはリカのことなんて愛していなくて、ただ、コウイチに勝つというお題目の上でリカを「落としたい」わけなんですよね。それが綺麗に現れていたのが、何度かリカに向かってヒロミツが怒鳴るシーンで、中でも「コウイチがいたからこのショーは成り立ってたんだよ」みたいな地雷を踏み抜くリカに「お前は黙ってろ!」と叫ぶヒロミツは、この物語が、どこまでも男と男の物語であることを明らかにするようでもありました。結局、リカを媒介にして、「愛している」「大嫌いだ」と言い合っているヒロミツとコウイチの図、というのがこの物語全編を通じてのテーマだったんじゃないかと思います。

そして、Eternalの方で、「お前になりたかった」「お前さえいなければ」が出たのは、いや〜〜〜堂本光一天才としか思えない。男男クソでか感情の鉄板ですよね。ヒロミツはコウイチを超えたかったわけでもコウイチに勝ちたかったわけでもない、コウイチとしてショーに立ってみたかった。それはきっと、あの屋上で雨に降られながら踊るコウイチを見て、ああこいつには届かないと知った瞬間からだったのでしょう。それでも、ヒロミツはよく頑張りました。ほんとヒロミツ頑張ったと思う。コウイチという圧倒的才能に平伏しながらも、それでもなんども負けるかと立ち上がってやってきた。その営みに感嘆する。これはアンリーにキレられそうな感想ですが、コウイチに比べてライバルの人間性が掘り下げられているのは、光一さん自身が隣に堂本剛という圧倒的才能を置いていたからなのではないかと思うことがあります。いつもジャニーさんが褒めるのは剛さんばかりで、怒られてばかりだったという少年期。圧倒的に歌もダンスも上手で喋りも(昔は特に)上手だった剛さん。その隣で王子と置かれた光一さんにどのような葛藤があったのか、想像するのは野暮な話ですが、だからこそ、「圧倒的才能にひれ伏しそうになりながらも何くそと立ち向かっていく男」への解像度が非常に高いし、それへのリスペクトがある。パンフで北山さんはこの物語はライバル役が引っ張っていくものだからという旨の言葉を光一さんから頂いたとおっしゃっていますが、それくらい、物語はライバル役を中心に進んでいきます(本編・Eternal問わず)。また、才能の話でいうと、パンフの北山さんの「99%と1%の1%の部分」のお話や「勝利はライバル役っぽくない」的な話から、北山さん自身が自分を「ライバル」側に置いている、つまり、才能はないけれど泥臭くやっていく人物として捉えており、光一さんもそう捉えていることにも胸が詰まります。

私は内部舞台のいいところは役名が基本本名であるところだと思っていて、どうやってもその役柄を演じたことが、その人の人生に影響してくる。きっと光一さんはコウイチという役柄に出会ったからこそ、「Show must go on」というセリフに二十年以上の時間向き合い続けてきたのでしょうし、北山さんが「SHOCKは僕の人生観を変えた作品」とおっしゃるのもそうでしょうし、とにかく、これからSHOCKが彼らの人生にどのようにリンクし、影響を与えてゆくのか、ということについても注視していきたいと思っています。

ここまでは物語の話をしてきましたが最後に少しだけ演出の話を。
あの〜とにかくジャニーズの舞台では太鼓だフライングだ裸だピエロだトランポリンだ、まあいろんなエンタメが入り混じってわけわかめコンテンツになりがちなのはみなさんご存知かと思います。それこそが「トンチキ」だ、と言ってしまえばそれまでで、私と友人はこれを「社長の見た白昼夢」と呼んでいるんですが、とにかく筋が通っていない。なぜ太鼓を叩く必要があるのかわからないし、なぜフライングする必要があるのかわからない、そこに当惑させられるのが内部舞台の特徴っちゃあ特徴だと思うですが、SHOCKにはその戸惑いがないです!!すごい!!これまじですごいと思う!!エンターテイナーの条件か何かで光一さんが、よくジャニーさんと喧嘩して今のSHOCKの筋書きにしていったというような話をしていますが、だからこんな素晴らしい舞台を作り上げられたんだなと思います。ジャニーさんと喧嘩できる人なんて他にいなかったもんね。
例えば、殺陣のシーンだって、物語上、「ジャパネスク」という演目をやっているから殺陣が必要になる。時代設定がいつなのかはわかりませんが、その時代に日本人がそれらしいことをやってウケたと考えるとかなり前……ではヒロミツやコウイチやリカは日本人コミュニティで貧乏に暮らしていたんじゃないか? とか想像すらできてしまいます。
太鼓のシーンもフライングのシーンも何もかも全てに意味があり、無駄がない。だからこそ三時間にも及ぶ演目が短く感じられる。もちろんショータイムなんて必要ない。物語の中に十分なショータイムが編み込まれているから……。
まじで私は少年たちとか歌舞伎とか松竹のやつしかネトフリで発信されていないのが悲しくて、東宝も頼むよ、全然こっちの方が「正統」だったじゃん(諸説)。帝国劇場というこれ以上ない舞台で演じられるEndless SHOCK、私は誰が何を言おうとこの作品がジャニーズの今の舞台の「王道」であり、「至高」であると信じています。


なので、何が言いたいかと言うと、円盤化お願いします!!!!!!!!!

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